クレジットカードでの買い物が現金に化ける仕組みの謎
クレジットカードの現金化は、一般的にお金を借りるキャッシングとはやや手段が異なります。
欲しい分のお金を手にするまでは、少しの回り道が必要で、遠回りした分だけ手元にやってくるお金は減ることになります。とはいえその回り道こそが、借り入れを止められている中で、さらにお金を借りるということを可能にします。
クレジットカード現金化のシステムは、個人でも行えないことはありませんが、業者に仲介を頼んで利用するのが一般的です。
一番初めにやることはクレジットカードでの買い物で、借りたい分のお金よりも金銭的価値の高いものを購入して、ショッピング枠の方にツケる形にします。
この時点ではまだクレジットカードで物を買っただけで、現金はまだ手に入りません。
次に業者の伝手を利用し、買ったものを売ることで、現金はようやく登場します。
一度人の手に渡った、いわば中古品として売るわけですから、購入時の金額に比べて安く買われてしまうのは当然のことで、ここに現金化のリスクの一つが存在します。
より多くの現金を求めるには、最初に購入するものは還元率の高いものでなくてはなりません。
業者を利用した場合の還元率は、80%前後が平均です。
買取取引により減った金額の中から、さらに手数料を回収されるので、最終的にはショッピング枠にて返済の義務が残る金額の、7割程度の現金が手元にやってくることになります。
決して割の良い手段とも言えませんが、借りる当てがないものの今すぐにお金が欲しいという時には重宝するでしょう。
いくら出したらいくら現金となって還ってくるのか来るのか、しっかりと気にしておくことが大事です。